結婚・夫婦・恋愛にまつわる言葉
2019-03-27 19:48:59
亭主関白:亭主とは夫の事。関白とは、中古期、天皇を補佐して政務をつかさどる重職。ここでは威力・権力の強い者のたとえ。夫が関白のように家庭内で威張っている状態を示します。この逆を「かかあ天下」という。
おしどり夫婦:オシドリの雌雄がいつも一緒にいることから、仲睦まじい夫婦の事をいう。
色気より食い気:色欲よりも食欲の方が先である事。転じて、見栄を捨てて実利をとること。
内助の功:家庭内において、夫の外部での働きを支える妻の功績という意味。
子はかすがい:夫婦仲が悪くても、子への愛情のおかげで夫婦の縁を切らずにいれるということ。
女三界に家無し:「三界」は仏語で欲界、色界、無色界のこと。女は幼少の時には親に、嫁に行ってからは夫に、老いては子供に従うものだから、広い世界のどこにも身を落ち着ける場所がないということ。
惚れた欲目:好きになった相手の事なら、何でもひいき目に見てしまうこと。また、欠点さえも長所に思えてしまうこと。
女心と秋の空:変わりやすい秋の空模様のように、女性の気持ちは移り気だということ。
割れ鍋に綴じ蓋:割れた鍋にもうまく合う修繕した蓋があるという意味から、誰にでもぴったり合う相手がいることや、似た者同士が一緒になればうまくいく事のたとえ。
焼け木杭には火が付き易い:焼け木杭とは、燃えさしの切り株や焼けた杭の事。一度焼けて炭化した杭には再び火がつきやすいことから、すぐに燃え上がる関係、とくに男女の恋愛関係についていうようになった。
恋は盲目:恋に落ちると、理性や常識を失ってしまうということ。
夫婦喧嘩は犬も食わない:じきに仲直りするから、他人が仲裁に入るのは愚かな事であるというたとえ。