いくつ知ってる?お茶にまつわることわざ・慣
2018-12-21 19:28:45
お茶を濁す:「その場しのぎで、ごまかしたり、取り繕うこと」をたとえた言葉。茶道の作法を知らない人が適当にお茶を濁らせて、それらしい抹茶に見えるよう取り繕ったことが語源です。
朝茶は七里帰っても飲め:「朝の茶は体に良いのだから、面倒でも必ず飲むべき」という意味。昔の人は、朝茶を飲むのを忘れて外出したら七里の距離まで離れても戻ってお茶を飲むべきだと考えました。
重いものは箸と茶碗:「何事も他人任せに出来る結構なご身分の人」をたとえた言葉。食事の時の箸と茶碗ぐらいは自分で持つが、それより重いものは持ったことがない人が語源です。
宵越しの茶は飲むな:「お茶は淹れたてのうちに飲め」「一晩おくとおいしさを失う」という意味。お茶に含まれるたんぱく質は徐々に腐敗していくため、時間が経過したお茶が身体に良くないことは科学的にも立証されています。
へそで茶を沸かす:「おかしくてたまらない」「ばかばかしくて仕方ない」という意味。あざけりの意味を込めて用います。大笑いしてへそのあたりが大きく揺れるさまを、茶釜の湯が沸騰するさまに見立てて表現したことから生まれた。